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平成19年度 校内現職教育計画書
学校名 |
高 松 市 立 弦 打 小 学 校 |
校長名 |
寒 川 知 治 |
現職教育主任名 |
池 田 茂 樹 |
学級数
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19学級
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教員数
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27名
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1 学校教育目標
国際社会の一員として,自ら考え実行できる心豊かな子どもの育成
2 本年度の重点目標
(1) 国際社会の中で主体的に生きる子どもの育成
[国際理解教育]
・ 帰国孤児子女等一人一人の児童が個性を生かし,共に学び共に生きる教育の推進
・ 世界の人々と,互いの立場や歴史・文化を理解し合い,共に高め合う児童の育成
・ 異なる生き方や考え方を認め,異文化を身近なものとして理解を深め,広い視野に立って,世界人々と協調しながら生きる資質や能力の育成
・ 自分の考えを条件に応じて適切に表現し,相互に意志を通い合わせることのできるコミュニケーション能力の育成
(2) 自ら学ぶ力をはぐくむ学習指導の推進
[体験重視] [個別化・個性化]
・ 生涯にわたって学ぶ基礎的・基本的な能力を培う学習指導の推進
・ 地域や児童の特性を考慮し,学校課題(「人間性・国際性・文化性・環境性」)を踏まえた「わくわく弦打学習」(総合的な学習)の実践
・ 地域の学習材を生かし,体験的な活動や問題解決的な学習を重視して,自ら学 ぶ意欲や思考力,判断力及び表現力の育成
・ 学ぶことの楽しさや自らのよさ,成就感や成長を実感させる教師の支援のあり 方の工夫と一人一人をのばす指導
・ 個別化・個性化に対応したきめ細かな指導法と評価方法の研究・推進
(少人数学習指導,T・T指導等様々な指導形態の研究実践)
(3) 豊かな心をはぐくむ道徳教育
[心の教育]
・ 学校教育全体で取り組み,日常の基礎的生活習慣の確立と道徳的実践力をはぐくむ道徳教育の推進
・ 人間としてよりよく生きる態度や心の教育の充実
・ ボランティア活動や奉仕・体験活動の場を工夫し,児童の内面に根ざした道徳性の育成
・ 保護者や地域の人々,担任以外の教職員の授業参加型の体制を整え,様々な人々の生き方や考え方を学ぶ機会の設定
・ 道徳的実践への意欲を高める学校環境作り
(4) 人権尊重に徹した人権・同和教育の推進
[鋭い人権感覚]
・ 人権感覚や人権意識を高め,偏見や不合理な差別を解消していく意欲と実践力の育成
・ ふれあいを大切にし,差別をしない,許さない仲間づくり
・ 互いに認め合い,支え合い,高め合う学級集団の育成
(5) 自己指導能力の育成を図る生徒指導の推進
[社会規範の遵守と自浄能力] [相互信頼]
・ 集団活動の重視と社会性の育成(集団の中で生きる個)
・ 子どもにとって居場所(存在感)のある学校づくり
・ 児童理解に努め,人間的なふれあいによるあたたかい人間関係の醸成(いじめ のない学級,不登校児童への理解と対応)
・ 内面的理解に立った教育相談活動の充実
・ 社会規範意識の育成と全教職員による指導体制の整備
・ 家庭・地域・関係諸機関等との一体となった指導体制の実施
(6) 自主的・実践的な態度を育てる特別活動の推進
[自主性・実践活動]
・ 児童による自発的・実践的な活動を支援する
・ 係活動や話し合い活動を中核とした実践的な学級活動の推進
・ 児童会・委員会活動・児童集会等によるMMPの推進
(7) たくましい心身の育成と健康・安全教育の推進
[生き抜く力]
・ 継続的な体力つくり(自己管理)によるたくましい心身の育成(歯磨き指導・とくとく健康貯金・適切な運動習慣)
・ 自他の生命を大切にし,自発的・自主的な活動による健康で安全な生活態度の育成
・ 望ましい食習慣の形成と好ましい人間関係づくりの推進(食育)
(8) 一人一人を見つめて育てる障害児教育の推進
[共生]
・ 子どもの能力,適正に応じた指導計画に基づく障害児教育の推進
・ 社会参加や自立に必要な資質の育成をめざした交流学習
・ 全教職員の共通理解と子どもの立場に立った適正な就学指導
・ 特別支援教育の研究・実践の推進
(9) 情報活用能力を育てる情報教育の推進
[情報の選択・発信]
・ 適切な情報の選択と活用・発信に必要なコンピュータ・リテラシーの育成
・ 好ましいコミュニケーション手段としての機器の活用
(10) 豊かな人間性を育てる学校図書館教育の推進
[豊かな感性]
・ 読書を楽しむ望ましい読書習慣と読書能力の育成
・ 新聞や出版物等,情報としての学校図書館の日常的な活用の工夫と奨励
・ 学習情報センター,読書センターとしての図書館整備
(11) 実践的態度を育てる環境教育の推進
[感性と実践力]
・ 環境に対する確かな知識と豊かな感性を身に付ける環境学習
・ よりよい環境づくりのために行動する実践的態度の育成
・ 飼育栽培等の体験的活動をとおして生命を尊重し,花と緑に包まれた潤いのある学校環境作り
・ 地域の豊か自然環境の活用と教材化
3 研究主題
国際社会の一員として,主体的に学び自ら働きかける子どもの育成
ー 個に応じた学習指導の在り方 ー
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(1) 研究主題の設定について
@ 学校教育における課題
国際化が急速に進む中にあって,21世紀を心豊かにたくましく生きることができる日本人を育成するために,国際理解教育の推進は重要な教育課題であるといえる。
本校ではこれまで,国際理解教育を基盤とし,特色ある教育課程を実践してきた。国際化の進展に伴い,国際社会の中で日本人としての自覚を持ち,主体的に生きて いく資質や能力を育成することはきわめて重要である。我が国の歴史や文化・伝統に 対する理解を深め,これらを愛する心を育成するとともに,異文化を理解し,国際協 調の精神を培うことは,これからの学校教育において,一層重視する必要がある。また,科学技術の進歩と地球環境問題解決の調和を進めていくうえでも,我が国は 今後,広い視野に立って,より積極的に国際社会へ貢献していくことが求められている。このように,経済面,文化面,環境面等の変化に対応しつつ,人間や文化,自然 や環境等,幅広い事象を見つめ,自らの生き方を問い追求していく資質や能力,さらにその実践的な態度の育成が,学校教育においても重要な課題となっている。
また,新学習指導要領のもと,各教科および,道徳,総合的な学習,特別活動において,児童が,学び方の基礎・基本や学習内容の基礎・基本を定着することができる ようにすることが求められている。特に,国語科・算数科では,少人数学習指導の研 究および実践を進め,個別化・個性化を図りながら,児童が主体的に学び,自己実現 しようとする能力をさらに育成していく必要がある。
本校では,学校教育目標「国際社会の一員として,自ら考え実行できる心豊かな子 どもの育成」を設定し,それを全教育活動の中で計画的に展開するために,研究主題 を「国際社会の一員として,主体的に学び自ら働きかける子どもの育成」としている。
A 児童の実態
本校には,昭和59年以来,中国等帰国孤児子女(以下,子女と表記)が在籍して おり,子女の適応教育はもとより,子女の特性を生かしながら全校で国際理解教育を 推進し,子女と全児童が互いに理解し合い共存していこうとする態度の育成に取り組 んできた。また,中国南昌市育新学校との交流を通して,異文化に触れながら,ふる さと弦打のよさを見つめ直したり,異文化に進んでかかわり理解を深めようとしたり する態度が育ってきている。そして,15年に亘る交流の成果が全校児童にも浸透し, 伝統として受け継がれている。
全学年で教科や総合的な学習を中心に,郷土から日本全体にまで視野を広げながら, 自国文化のすばらしさを追求したり,様々な外国の情報を取り入れたり,分かったこ とを工夫しながら発信し交流したりしながら,情報活用能力やコミュニケーション能 力を培うことができている。
また,これまでに,各教科および,道徳,総合的な学習,特別活動において,児童 に,学習内容の基礎・基本を定着させる研究も進めてきた。特に,国語科・算数科に おける少人数学習指導を展開し,個別化・個性化の研究を図ってきたが,さらに,児 童が主体的に学ぶ中で課題解決をしながら,基礎・基本の定着について自己評価する ことができる能力を育成する必要がある。
これからの発展的な国際社会の中で,自信をもって自己表現することができる児童 を育てるためには,国際理解に関する知識・理解を深めるだけに限らず,主体的に自 然・文化・人とかかわりながら活動し,それらと共生していくためどうすべきかを考 え行動しようとする実践的態度を高めていくことが望まれる。
(2) 研究主題について
「国際社会の一員として,主体的に学び自ら働きかける子」とは
国際化が進む中,世界では様々な問題が複雑に絡み合って起こっている。地球の有限性や世界人類共存・共生の問題,経済成長に伴って発生してきた環境破壊の問題,さらには,情報化社会の発展に伴う個々の人間関係の希薄化等の問題が挙げられる。21世紀を担う子どもたちには,これらの国際的課題から自己課題をとらえ,進んで解決することができるような資質・能力・実践的態度を小学校教育の中で身に付けることが必要だと考える。国際理解に関する様々な知識・理解を高め,共存・共生の態度を生きてはたらく力として伸ばしていくことができる子どもを「国際社会の一員として,主体的に学び自ら働きかける子」と考える。
(3) 研究の重点
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研究の重点1 |
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教科等の基礎・基本の確実な定着を図る学習指導法の開発と,教師の支援・援助の在り方の追求
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2学期制で増えた授業時間を活用し,従前より時間をかけて学習する重点単元を設定し,
児童がじっくりと学習に取り組めるようにする。そして,教科等の達成目標の実現のため
に効果的で見通しのある授業の指導計画を立て,それに基づいて形成的評価を駆使し目標
と指導と評価の一体化を図り,基礎・基本をしっかりとおさえる。ここでは,様々な学習形態や課題を開発し,きめ細かな支援・援助と様々な評価方法を研究していく。
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研究の重点2 |
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児童一人一人が自分の課題をもち,主体的に課題解決・自己実現を進めていこうと
する能力や態度の伸長
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児童が自分に合った課題を選択したり,設定したりして自己決定をし,長いスパンを生かし,課題意識を継続することができるようにする。そのために,課題解決の過程で,他者との交流で気づきや考えを発展させたり,自分を高める考えを整理したりする学び方を
身につけることで感性を磨き,そこから主体的に自己実現しようとする能力や態度を育成する。ここでは,児童一人一人のものの見方,分かり方,考え方等に視点を置き,「関心・意欲・態度」や「思考力・判断力」や「自己評価力」等の力を伸長するために,個々の感性豊かな認知過程を伸ばす研究を行う。
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研究の重点3 |
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異なる生き方や考え方を認め,互いに協調し合う豊かな心と実践的な態度や能力の育成
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身近な友だちから,地域・日本・世界の人々にまで,その考え方や生き方を探り追求していくことで,自国文化を尊重し異文化を理解する態度や能力を高める。さらに,我が国や外国の文化を体験的に学習したり,様々な立場の人々とかかわったりすることで,人間性豊かな日本人を育成することができると考える。ここでは,異文化理解を主体的に深めていく力の育成をめざして,様々な学習課題における,個々のかかわり方や,認め合い高め合う活動のあり方について研究を進めていく。
4 研究内容
(1) 学年部会研究
・ 少人数学習指導を中心とした各教科の個別化・個性化の研究の実践
・ 児童が主体的に学び,課題解決しながら,学習内容の定着を振り返る自己評価 力の育成を図る研究
・ 教科学習や道徳,特別活動,「わくわく弦打学習」(総合的な学習)で国際理解 教育の視点に立った授業研究の実践
・ 児童が学習内容を確実に身に付けることができるわかる授業の研究
・ 各学年の課題解決にむけた実践的研究(小1プロブレム,中1ギャップ等)
(2) 少人数学習指導(国語科・算数科)
・ 国語科・算数科における,児童一人一人の基礎・基本の定着を目指した指導実践
・ 少人数化を生かしたきめ細かな個別指導
・ 国語・算数のたよりを生かした,評価方法と発信についての研究
・ 香川型教材の活用
・ 課題別学習指導や習熟度別学習指導の研究(補充と発展も含めて)
・ 思考操作や具体物操作の学び方におけるコース別指導
・ ティーム・ティーチングの研究
(3) 異文化理解
・ 中国育新学校(友好校)との交流
・ 外国人とのふれあい活動(CIR等の人材を生かして)
・ くすのき学習の実践
(4) 常時活動
・ 異年齢集団活動(なかよし活動)・・・・長なわとび,栽培,なかよし給食
・ 1分間スピーチ
・ いきいきタイム(短作文,ドローイング
・ 読書タイム
・ チャレンジタイム
・ 集会活動(なかよしの集い)での発信
・ 主体的な児童会活動
(5) 評価
・ 自己評価力の育成
・ 長いスパンで児童の変容を支援していく形成的な評価
・ 目標と指導と評価の一体化
・ 継続的に児童の基礎学力を培っていく「国語のたより」「算数のたより」などの評価表の活用
(6) 情報発信
・ 学習参観の形態を工夫
・ 学級懇談会や個人懇談会,教育相談の充実
・ 学校便り・学年便りを通じた情報発信の工夫
・ ホームページの充実
5 研究方法
(1) 現教推進委員会
・ 校長,教頭,教務主任,現教主任,現教部で構成し,研究推進の中心となる。
・ 毎月1回開き,全体計画の立案や検討,各部との連絡・調整等を行い,全教職員の共通理解を図る。
(2) 学年部会研究
低・中・高学年・障害児部会で構成し,各学年の発達段階や教科の系統性を踏まえ,授業研究を中心にして進める。
教科学習や道徳,「わくわく弦打学習」(総合的な学習)で,それぞれの基礎・基本を分析し,基礎・基本の定着を図るための指導法や評価方法を研究し ていく。その際,児童の学ぶ意欲や学び方,知的好奇心,探求心を大切にしながら真の学力の定着を分析・研究し,実践していく。
さらに,本校の特色ある国際理解教育について研究・実践していく。国際理解教育の3つの視点(@人間理解・人間尊重,A自国・異文化理解,Bコミ ュニケーション能力)に立った重点教材を選定し,授業研究を進めていく。また,学年団ごとに体験的な活動や問題解決的学習を重視した生活科・総合的 な学習を展開し,自ら学ぶ意欲や思考力,判断力および表現力を育成する。
各種委員会からの研究と実践研究と絡めながら,基礎的・基本的な学習内容の定着を図り,児童一人一人の個性を大切にしながら児童主体の学習を 進めていくことができるようにする。
これらの実践を通して身に付けた力が,他教科や様々な活動,生活の中で生きてはたらくものになるよう研究を進める。
(3) 少人数学習指導(国語科・算数科)
第1学年から第6学年の算数科および第5・6学年の国語科において,児童一人
一人の基礎・基本の定着をめざし指導実践を図っていく。各学年,それぞれの学習
内容を分析し,児童の学習活動に適切な学習指導過程を研究する。学級担任と少人
数学習指導担当が連携を取り,個に応じたきめ細かな学習指導を進める。そして,
評価を積み重ね,少人数学習指導の効果を検証する。
(4) 常時活動
・ 異年齢集団活動(長なわ活動,なかよし栽培活動,なかよし給食,委員会を中心とした自主的活動)や児童主体の活動を通して,相互に理解し合う ことのできる豊かな人間性を培っていく。
・ コミュニケーション能力を養う1分間スピーチの計画・運営を工夫する。
・ なかよしの集い(児童集会)を通して,コミュニケーション能力を培う。
・ いきいきタイムに,短作文やドローイング等の表現活動を進めることで,自分の思いを表現していく能力を培う。
(5) 中国帰国孤児子女との交流
子女の実態に応じながら,在籍学級や各学年の児童および全校生との交流等を取り入れることで,互いに尊重すべき考え方や生活文化に気づいた り,中国と日本の文化に目を向けて学習したことを交流したりすることができると考える。主体的に人間理解につとめようとする態度の育成をねらう。