
平成17年度 12月号より
「今年も あとわずか一ヶ月
11月中旬以降,朝夕の寒さがだんだんと身にしみる季節となり,今年も1年が終わるなあと感じる今日この頃ですが,今年は世の中全体に何かと問題が多発し,その対応に追われる様子がテレビ,新聞などで報道される度に,「またか」との思いにかられた1年だったような気がしますが,いかがだったでしょうか。
さて,11月12日の学校自由参観,愛の市バザーには保護者の皆様をはじめ,大勢の方がご参加いただきまして,ありがとうございました。学校におけるお子様の学習の様子やバザー会場,ゲームコーナーで見せるお子様の様子はいかがだったでしょうか。12月3日(土)には「しあわせ学習」の発表会も予定しておりますので,どうぞ子どもたちの頑張る姿を楽しみにしていただき,大勢の方々のご参加をお待ちしております。
ところで,奈良市の女児誘拐殺人事件から1年あまりが経過した11月22日には,広島市で小学1年の女児が殺害されるという大変痛ましい事件が発生しました。こういった事件の大半はお子様の下校時に発生しており,本校でも日頃から,1人での下校ではなく,極力お友だちと一緒に下校するよう指導し,お家の方にもできるだけお家から少し歩いたところでのお迎えをお願いしております。PTAの皆様による立哨指導,地域の方にもご協力いただいての自転車による校区内巡視,教員による立哨指導・登下校指導・校区内巡視など,子どもたちの安全に向けて大勢の方のご理解とご協力をいただいておりますが,今後とも,登校時に比べて人目が少なく,時間帯が長い下校時における子どもたちの安全を守るという意味で,1人でも多くの方々が子どもたちを気にかけていただければ,大変ありがたいと存じます。
また今後とも,子どもたちの安全確保に向け,学校・家庭・地域全体で協力し合っていきたく,皆様方のお知恵を拝借させて頂ければと思いますので,よろしくお願い致します。
高松市内では,相変わらず不審者情報がたくさん寄せられており,またいろいろな方法・手段を使っての名簿集めも多発しております。年末を迎え,世の中全体が非常に慌ただしくなってきますので,交通事故にも遭わないよう十分に注意していきたいと思います。
今年もあと1ヶ月,やらねばならないことはたくさんありますが,よい意味で「もう1ヶ月しかない」との思いで,やり残したことを1つずつ片づけていきたいものですね。そして,思い残すことのない1年にできればと考えております。
平成17年度 11月号より
「読書の効果は・・・・・」
朝夕が急に冷え込むようになり,今年は初秋をゆっくりと楽しむ間もなく,すぐ冬を迎えるような気がします。先月には6年生の修学旅行をはじめ,2年生,3年生,そして5年生の遠足がありましたが,今月初旬には1年生,4年生の遠足が予定されており,学年毎にそれぞれ秋の感触を味わうことができる良い機会ではないかと思います。一方,本校では深まり行く秋の味わい方の1つとして,10月21日〜10月30日の間,香川県全体で毎月取り組んでいる「23が60読書運動」と「校内秋の読書旬間」を併せて実施して,子どもたち全員に読書を楽しみましょうと呼びかけました。9月には5・6年生で構成する図書委員会が,子どもたちに少しでも本に親しんでもらえるように,昼休みに1〜3年生の教室へ行って,本の読み聞かせをしました。16年度からは毎週月・木の朝8時10分から8時30分までを読書タイムとして,子どもたちは勿論,先生も読書に取り組んでおり,最近では,本校の子どもたちもお家の方と一緒に本を読む喜びを味わっているようで,読書活動も少しずつ定着しているように感じられます。
ところで,十七年度香川県の子どもの読書活動に関するアンケート調査を見てみますと,小学校1〜3年生では86%が本を読むことが「好き」あるいは「どちらかといえば好き」と,4〜6年生では82%が同じく「好き」あるいは「どちらかといえば好き」と回答がありました。15年度調査では1〜3年生が85%,4〜6年生が77%ですので,この2年間で読書が好きという児童が増加しているようです。また,17年5月の1ヶ月間に何冊本を読んだかという問いには,1〜3年生では8.9冊,4〜6年生では10.3冊で,15年度の1〜3年生5.1冊,4〜6年生では7.2冊に比べ,いずれも増加しています。 一方,その1ヶ月間に1冊も読まなかった児童も1〜3年生では四%,4〜6年生では2%と,15年度の1〜3年生18%,4〜6年生8%に比べて大幅に減少しており,香川県における児童の読書習慣が定着している様子が窺えます。
本校でもこのアンケート調査に負けない位,読書習慣が定着してくれるといいなあと思います。本校では,今年度香川県で始めて取り組む,「音読カップ香川大会」に参加することにしております。この大会の目的は,読み声や読み方を工夫してお互いが音読を競い合い,読者としての感動を伝えたり,日本語の美しさを体感しながら,児童生徒の言葉に対する興味・関心を高め,国語力の向上を図るということですので,本校の学校課題である「伝え合う力の育成」の一環として精一杯取り組みたいと考えております。
学校とご家庭とが連携して,読書習慣を定着させたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。
平成17年度 10月号より
「1学期の終わりに思うこと」
平成17年度の1学期を終えようとしておりますが,長い夏休みを挟んでの半年間でした。4日から6日にかけての懇談会での担任とのお話や,また「学びのたより」をご覧になって,お子様と一緒に1学期を振り返っていただければと思います。
半年間と言えば,「自然の叡智(えいち)」をテーマに3月25日に開幕した愛知万博(愛・地球博)が,期間中2,200万人以上の入場者数を記録して,9月25日に閉幕しました。愛知万博では,人間と自然が共生する新しい社会の実現や持続的成長が可能な社会の実現を目指していましたが,これを機に,世界中の人々にその心が広がることが大いに期待されています。
自然を大切に,自然を味方につけることができれば,これ程力強いものはありませんが,いったん自然を敵にまわすと,非常に恐ろしい存在に変わることとなります。
昨年の夏には,それまで大きな自然災害がほとんど発生していなかった香川県にも,台風16号が大暴れし,甚大な被害がもたらされたことは記憶に新しいところです。
一方,今年の夏は,大きな台風被害のあった昨年とは打って変わって,大変な水不足となり,早明浦ダムの貯水率が0パーセントになる時期が2度もありました。9月6日に大型台風が九州に上陸し,四国にも大量の雨を降らしてくれたお陰で,水不足は一気に解消しましたが,その自然の偉大さに驚かされるとともに,逆に自然の恐ろしさも十分に知らされた思いがしました。
また,暴れると言えば,先日文部科学省から発表された「問題行動調査」では,2004年度に公立小学校の児童が校内で起こした暴力行為は1,890件で,増加した前年から減少に転じた中学・高校とは違って,2年連続で過去最多を更新した事が分かりました。このように小学生の間に暴力が広がっている原因はどういったものでしょうか。「ストレスを抱えている。」「話したくても誰も聞いてくれないと荒れる。」「中学校受験が近づくと荒れが目立つ。」「親の経済状態が悪くなり,面倒を見てもらえずに荒れる子もいる。」「子どもがうまく人間関係を結べていない。」などの指摘がある一方,「親も教師も忙しくて子どもの話を聞かない。友だちにも話せないのでストレスがたまる。」との意見もあり,問題を抱えた子に聞くと,「表面化したのは中学でも,一番苦しかったのは親の言う通りにするしかない小学校で,あの頃もっと話を聞いて欲しかった。」という内容が多かったようです。
本校では従来から,学校課題として「伝え合う力」の育成を掲げて,自分の考えを自分の言葉で伝えたり,相手の立場や考えを的確に理解したりしながら,お互いの疑問や課題を解決するために相互に話し合うことのできる子どもの育成を目指しております。本年度は「伝え合う力を養う調査研究」の文部科学省の指定を受けたこともあり,教師と児童が一緒に造り上げた「授業像」を基盤に,今まで以上に自主性を支える基礎・基本を身につけ,伝え合う力が育成されるよう努めているところです。
平成17年度4月号〜9月号

多肥小Topへ