本校の歴史と伝統を象徴する門柱

ぼくたちの学校の門柱は、父や祖父の通っていた前の学校ともいえる。鶴屋町小学校のものであると聞いてびっくりしました。
そこで調べてみますと、明治30年に建てられた鶴屋町小学校は、昭和20年7月4日の空襲で戦災にあい、校舎は全焼したのに、門柱だけが残ったのだそうです。
さらに驚いたことには、その門柱に空襲の時の焼い弾や機関銃の弾のあとまでついているということでした。
次の日、門柱をじっと見ました。どれが弾のあとかは、はっきりと分かりませんが、たくさんの穴がぼくを見つめて、何かを語りかけているようでした。


この作文は、1976年3月、当時6年生であった佐々木 亨さんが書かれた作文で、正門を入ってすぐ左の掲示板に残されています。

門柱のいわれ

戦災の跡