人間としての生き方を学ぶ栗っ子学習

1 栗っ子学習(総合的学習)の取り組み 教科等の時間だけでは対応しきれない活動を保障するために,平成6年度よりゆとりの時間を使って試行を始めた。本校では豊かな体験を通した活動を繰り返しながら,成就感や達成感,存在感を得ることができる活動を通して自分づく りの基盤となる道徳性を育成している。保護者へのアンケート調査や,本校の児童の実態などともつないで,内容面 の修正を加え,4つの教育課題とのかかわりを柱にした栗っ子学習の指導計画を立案し,実践を積み重ねてきている。
 2 4つのかかわりと自分づくりを行う活動の過程
「他とのかかわりと人間としての生き方」では
  栗っ子学習では教材,友達,集団,社会,自然などと積極的にかかわることを通して, 問題解決の能力を身に付けることをねらっている。
  またその活動を通して自分の考えをもったり,自分のよさに気付き自分に自信をもったりするなど自己の生き方について考えられる人間を育てたい。  

 「環境とのかかわりと調和」では
  自分の身近にある様々な教材を通して環境と自分とのかかわりや命の尊さを考える学習を構成する。そして自他の命を大切にし,様々な人々の立場に立って考えられる子,身近な自然や動植物と共に生きようとする態度をもった子を育てたい。

 違いとのかかわりと協調」では
  活動の中で友達との違う考え方を調整していく力を培ったり,観光客や外国の方,他地域の人々とのかかわり,互いのよさを認め合う態度を育てたりする中で人間として必要な協調性や社会性などを身に付けさせたい。

  「文化とのかかわりと創造」では
  栗林公園をはじめとして伝統的産業も息づく文化性豊かな地域の特色を生かし,地域の人々とふれあったり,文化財のよさを発信したりすることで地域を愛し,誇りに思う子の育成をねらっている。またそのようなかかわりを継続していくことで学校文化も創造していきたい.

3本校の考える栗っ子学習における自分づくりを行う活動の過程
 
自分づくりを行う活動の過程
 
 
 
出会う
   
つかむ
   
追求する
   
見つめる
 
豊かな体験から価値やそのもののよさと出会う 体験から自分の調べたい課題や目標をもつ 自ら課題を見つけ自分なりの解決方法を身に付ける 交流や発表を通して,自己の生き方を見つめる
 

4 栗っ子学習の各学年の内容と教育課題
学年
学年別の テーマ
  主  な  活 動
豊かな体験
くり
の子
輝こう!
 自分らしく
・五色台宿泊学習に行こう
・友達をつくろう
・おでんパーティーを開こう
・くりの子ゲームランド
友達との交流
働いている人から学ぶ
 
1  だいすき! りつりんこうえん   ・ 栗林公園探検
・栗林小学校での春・夏・秋・ 冬見つけ
・木の実や落ち葉ひろい 
公園の植物を守る人や訪れる  人とふれあう
季節ごとの植物とのかかわり
  とび出せ!  くりっ子町の たんけんたい  栗林の自慢みつけ
・季節ごとの町探検
・コースごとび特徴調べと町のひとへのインタビュー
地域の人材から郷土を愛する心を学ぶ
地域とのふれあい  
  こんにちは!
 公園のなかまたち 
・栗林公園についての課題づ くり
・自然,人物,イベント,建物,歴史をテーマにした調べ学 習
・課題ごとの発表交流会
・栗林公園のよさを観光客へ 発信
公園の草花,生き物等との出   会い
専門家との交流
観光客との交流
公園の自然,伝統を守り,伝え  る
  見つめよう
 栗林の水を 
・栗林の町の水調べ
・水をテーマにした調べ活動
・水キャンペーン
・水を中心とした未来型生活  の創造
実験,飼育活動
他地域の水から学ぶ
水にかかわる歴史に学ぶ(発   信)
地域の方との交流
  共に生きよう!人でつながるボランティアの輪  ・老人ホーム,保育所,幼稚園,福祉 会館への訪問
・ボランティア活動に関する課題づく  り
・自分たちの考えたボランティア活動・ボランティア活動について発信 
老人ホームなど福祉施設での  体験学習
福祉・ボランティアにかかわる  人に学ぶ
自分たちのボランティア活動を  行う
  語ろう!
栗林の文化を支える人の心を 
・地域に残る古い物,文化財 調べ
・郷土栗林の伝統・文化の体 験
・栗林のすばらしさの発信
地域での文化財との出会い
伝統文化財との出会い
他校や外国の人との交流

本校の特色ある教育活動へ