我が国の学校教育は,全国のどこででも一定水準の教育が受けられるようにするため学習指導要領に基づいて行われています。このたび発表された新しい学習指導要領は,平成14年度(2002年)から実施される完全学校週5日制の下で,子どもたちに(生きる力)を育成することをねらいとして改訂されたものですが,来年度から始まる移行措置期間においても,順次,その趣旨にそった教育が行われることになります。
激しい変化が予想されるこれからの社会は,生涯を通じていつでも学び続けるという生涯学習社会でもあり,教育は学校のみで完結するものではありません。従って学校教育は,その生涯学習の基礎となる力を育成することに努めなければなりません。
これからの子どもたちには,細かい知識をたくさん覚えていることよりも,自ら学び自ら考える力を身に付けて,それを実際の生活に生かすことができるようにすることが重要になります。そのためにも,実験観察や調査,討論,発表,自然体験や社会体験,ものづくりや生産活動などの「体験的な学習や問題解決的な学習」を,今まで以上に重視します。
本校ではこれまでも,総合的な学習を試行しながら,日常の授業の中だけでなく,遠足に替わる校外学習や大川村での自然体験宿泊学習,ふれあい行事などPTA行事との連携,地域の方々との合同運動会などの様々な活動を通して体験的な学習を行っております。
また,新しい学習指導要領では道徳教育の充実が大きな柱の一つになっております。本校では,10月21日の道徳教育の全国大会に向けて鋭意取り組んでいることは,これまでにもお知らせしてきたとおりです。
この他に,国際化対応の教育,情報教育,体育・健康教育を充実していくことになっております。
つきましては,このような新たな課題に向けて教育活動を行うにあたって,PTA会員や地域の方々の得意分野での御協力をぜひお願いしたいと考えております。職員が行う教育活動に随時ご参画いただき,21世紀に活躍する子どもたちに必要な力を培うためにご支援いただけないでしょうか。後日,文書でご依頼いたしますがその節は積極的にご応募くださるようお願い申しあげます。
学校は子どもや職員だけでなく保護者や地域の方々のものでもあるはずであり,「みんなでつくる栗林小学校」であることを願っております。学校,保護者,地域社会が一体となって学校づくりに取り組むことは,子どもたちを中心とした栗林校区の新たな「ふるさとづくり」にもつながるのではないでしょうか。
(高橋 久博)