町並みグループ(武家屋敷)
メンバー 6−1福岡,大井 6−2吉川,藤中
1 調べようと思ったわけ
古い建物がどれくらいあるのか,どんな歴史があるのかどんな古い道具があるのかが知りたかったからです。武家屋敷にはどんなもの,そしてどんな歴史がかくれているのか,またそれを調べてその先に何があるのか・・・・・。そんな深い所まで知ることができたらいいので4人で今調べました。
2 調べて分かったこと
@武家屋敷は武家造りとも言い,武士の住まいとして鎌倉時代に行われた家の造り方。
A外回りに塀や溝をめぐらし,家の中は畳やふすまが多い。天井はわらぶきで高さは170cm〜180cmぐらいだ。
B身分の高い侍の屋敷は約500坪〜1000坪の敷地の広さ。身分の低い侍は200坪ぐらいだ。
C二番丁校区の武家屋敷(三木さんの屋敷)は,約300坪ぐらいなので身分は普通ぐらいだったと考えられる。
(1)思ったこと
普通の家にはないほとんど木やたたみで作られていました。天上が低かったです。私は昔の人は背が低いんだなと思いました。
これは長屋門です。 |
これは主屋です。 |
これは門の天井です。 |
これは家の中の天井です。 |
(2)思ったこと
高松市内には,三木さんの屋敷しか残っていないというのは知っていたけど,戦争で焼けていなかったらほとんど残っていたというのはすごいと思う。
やっぱり三木さんの屋敷は貴重なものなんだと思った。昔は天井が低くて今と昔はずいぶん変わったんだなあと少し考えさせられた。
高松の武家屋敷は,お城と丸亀町を結ぶ西のほうにあった。
昔の町名でいうと浜ノ丁から九番丁までと天神前にかけて建っていた。高松では戦争で燃えて三木さんの屋敷しか残っていない。
三木さんの屋敷の門は約350年ぐらい前にできて主屋は約200年ぐらい前のだ。
私たちはこの二番丁校区に武家屋敷が残っていることも知らなかったし,高松で1つだけというのも知らなてすごくびっくりしました。
(3)家宝について
三木さんの屋敷には,火縄銃や刀も残っている。刀や火縄銃は重くて大きさは120cmぐらい。
織田信長のサイン(手柄をたてた時の感謝状のようなもの)も残っている。(本文は秘書のような人が書いたものでサインだけ織田信長のものなので文化財的な価値はないらしい。)
これが家宝の刀です。 |
(4)思ったこと
私は火縄銃や刀をもたせてもらってすごく重いことが分かった。昔の人はよく持てていたなあと思った。
それよりも武家屋敷が残っていてその上,刀や火縄銃が残っていること自体すごいと思った。これからも残していきたいと思います。
(5)アンケートの結果
二番丁小学校として誇りに思っている武家屋敷について,二番丁小学校の高学年(5,6年)にアンケートをとりました。
これはその結果をまとめたものです。
1 武家屋敷を知っているか
2 武家屋敷について知っていること
3 二番丁校区に武家屋敷があることを知っているか
4 武家屋敷には,どんな時代のどんな人が住んでいたか
を聞きました
5−1 | 5−2 | 5−3 | 6−1 | 6−2 | 6−3 |
1.30人中19人 | 1.30人中1人 | 1.28人中13人 | 1.31人中23人 | 1.29人中16人 | 1.29人中12人 |
2.刀がある | 2.鉄砲がある | 2.分からない | 2.武士が住んでいた 古い家 |
2.鉄砲,刀がある 武士の家 |
2.火縄銃がある |
3.17人 | 3.4人 | 3.10人 | 3.23人 | 3.16人 | 3.13人 |
4.江戸時代,侍 | 4.分からない | 4.江戸時代,殿様, 武士 |
4.江戸時代,侍, 武士 |
4.江戸時代 ある程度位の高い人 |
4.江戸時代,武士 |
2001年(平成13年)11月8日現在。
(6)このアンケートから分かったこと
・ みんなあまり武家屋敷があることを知らなくてびっくり!!
・ 一番知っていたのは6−1でした。
・ どのクラスも知っている人がいてうれしい!
・ 武家屋敷はもっと知られてほしいと思いました。
・ ほとんどのクラスが,江戸時代の侍または武士が住んでいた家だと分かっていたので安心した。
3 調べや取材を通して学んだ文化財に対する思いや願い
(1)三木さんの思い
・この武家屋敷を継ぐ人がいないから無理に残そうとは思ってないけど,できればこの武家屋敷を残して昔はどんな生活をしていたのかなどを知って歴史の大切さを分かってほしいと思っている。
・高松でも1つしかないこの武家屋敷を,できれば残しておきたいと思っている。
・戦争後,1つしか残ってないこの武家屋敷を今まで大切にしてきたのでこれからも大切にしていきたい。
・門は350年,主屋は200年前のものなので,できれば門だけでも残せるのなら残しておきたいと思う。
【思ったこと】
せっかくご先祖様が残してくれた物を守りたいと思っている。三木さんの思いや願いを聞いて,無理に残そうとは思っていないと言っているけれど,地域の人や私たちが思っているように残していってほしいです。
(2)地域の人にアンケートしました。(計31人)
(2)二番丁校区にあることを知っていますか? はい(17人) 「考察」 問2 (1)武家屋敷について知っていること 江戸時代(18人) 分からない(11人) 鎌倉時代(2人) (2)誰が住んでいたか 武士(16人) 分からない(12人 侍(1人) 大名(1人) 鉄砲奉行(1人) (3)どんな造りか 分からない(26人) 立派で高そう(2人) がんじょうそう(2人) 神秘的(1人) 「考察」 大人の人でも武家屋敷に住んでいた人は,江戸時代の武士の人と分かっていたが,分からない人も多いみたいだった。大人の人でも,校区の文化財に対しての意識は低いみたいで少し残念だった。 問3 文化財についてどう思いますか?
「考察」 問4 ほかに二番丁校区で大切にしている文化財はありませんか? @なし(14人) 「考察」 |
4 これからの私たちの生き方は
6−1 福岡
私はこの勉強をして,古いものでも守ってる人がいて,それを残していきたいという人がたくさんいることを学びました。私は,最初,武家屋敷が二番丁校区にあることを知りませんでした。それで,みんなと調べていっていろんなことが分かりました。あと,みんなががんばって残していることが分かりました。私は,これからもこの大切な文化財「武家屋敷」を守っていき,そして後の人にも受け継いでいってもらいたいと思いました。
6−1 大井
私は,総合学習で武家屋敷のことについて調べて,高松に一つしか残っていない貴重な文化財をいつまでも残していきたいと思いました。武家屋敷に初めて行った時,三木さんに会って,私たちにお話をして下さってとても優しい人だと思いました。武家屋敷に関わっている人たちの思いや願いを知っていくたびに私たちは成長したと思います。
6−2 吉川
私はこの総合で古い建物はあまり残っていないのでびっくりしました。この少ない建物を大事にしていきたいです。高松市で一つしかない武家屋敷をずっとずっと大切に残して,一人でも多くの人に知ってほしいと思います。私は総合学習をして,古い建物は大事に大事にしていくことを学んだので,自分もがんばるので二番丁校区に住んでいる人達に,この大切さを知ってもらってみんなで守り続けたいです。
6−2藤中
私は,古い町並みを調べていろんなことを学びました。武家屋敷の三木さんにインタビューをしたり,自分の知りたいことを知った時のうれしさが分かってきて,今ではもっと知りたいと思うようになりました。総合は,本当にいい学習だなあと思いました。