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あじさい−七変化 (校長室だより03.6) |
| 今年も、あじさいの花が色づき始めました。あじさいは不思議な花ですね。咲き初め、白っぽいばかりで、あまり目立たない花が、日を追って少しずつ色づいていきます。赤、桃、青、藍とさまざまに咲きわけていきます。花弁のように見えるのは萼(がく)で、花は中に細かい粒のようになっています。小あじさいといって、萼がなく、細かい粒のような花だけのあじさいも地味ですがなかなかいいものです。 あじさいは日本の原産で、ヨーロッパに伝えたのは、幕末日本に滞在した医者のシーボルトです。その後ヨーロッパで改良されたあじさいが、今、花屋さんで多く売られている花姿も大きく色も多彩で豪華なハイドランジアという種類です。日本のあじさいとしては、改良されたものよりも、原種として、それぞれの地方で発見されたものが多く、花姿も小さく地味ではありますが、心惹かれるものが多くあります。 西洋と日本の人たちの美に対する意識の違いが感じさせられるところです。 べにがくあじさいは、最初、真っ白な状態で咲きますが、少しずつ赤く染まっていき、最後には鮮やかな紅に変わります。カメレオンあじさいは最初白花だったものが、途中グリーンになり、最後に赤になります。あじさいは七変化とも言われるように色の変化も楽しむことができます。 先日、知り合いの家にあじさいの花を見に行って驚いたことがあります。その家のあじさいはほとんどが藍花を基調として咲いていました。私の家では逆に赤花が多く咲いています。同じ名前の花が一方では藍花に咲き、他方では赤く咲いています。土壌が酸性かアルカリ性かによって花の色が変わる特徴を持っていることは知っていましたが、これほど顕著にでるとは思っていませんでした。 あじさいの花姿や色彩も人や環境によって大きく左右されているのですね。 |