10月のこんだて

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麦ごはん 味つけのり
牛乳
肉じゃが
小松菜のごまドレッシングあえ

チキンライス
牛乳
海藻サラダ
コンソメスープ
ヨーグルトの希少糖シロップかけ
 
みなさんは、食事のときに同じ料理ばかりを食べる「ばっかり食べ」をしていませんか?和食には、「ばっかり食べ」に対して「交互食べ」という食べ方があります。「交互食べ」とは、ごはんとおかず、ごはんと汁、というように、ごはんとおかずを交互に食べる食べ方です。こうすることで、味の薄いごはんと、味のついたおかずが口の中で合わさっておいしくいただくことができます。また、同じものにかたよる「ばっかり食べ」より、バランスよく栄養をとることができます。和食ならではの食べ方を身につけ、おいしく食事をいただきましょう。

みなさんは「希少糖」という言葉を聞いたことがありますか?「希少糖」は、自然界に少ししかない糖のことです。いろいろな種類がありますが、その中の一つが香川県で研究・開発されました。香川大学の何森教授が、微生物の力を使い、38年間も粘り強く研究を続けた結果、希少糖をたくさん作ることに成功したのです。希少糖は、生活習慣病の予防や改善などの効果が期待されていて、将来たくさんの人の役に立つと考えられています。今日はそんな希少糖を知ってもらいたいと思い、給食に取り入れています。香川県で作られた希少糖を、ヨーグルトにかけて味わいましょう。





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きなこあげパン
牛乳
肉だんごと野菜のスープ
根菜サラダ

麦ごはん
牛乳
さばの梅煮
大根と水菜のサラダ
きのこのみそ汁
コッペパン
牛乳
秋の香りシチュー
ひじきサラダ
ぶどうゼリー
ばらずし
牛乳
さつまいものあげもん
そうめん汁
しょうゆ豆
麦ごはん
牛乳
焼き豆腐のみそそぼろ煮
野菜のあえ物

今日は、れんこんについてお話をします。れんこんは、沼などで夏に咲く「はす」の地下にのびた茎を食べる根菜です。れんこんには穴が8個から10個ありますが、この穴のは空気が通る穴です。はすには葉や葉の下の茎の部分にも穴があり、これがつながっていて、れんこんにも空気を送り込んでいるのです。農家の人は春に湿田や浅い沼に短い種れんこんを植え付け、秋から冬には、長く伸びたれんこんを収穫します。ちょうどこれからがおいしい季節です。今日は根菜であるれんこん、ごぼう、にんじんを入れた「根菜サラダ」にしました。シャキシャキとした食感を味わいながら、よくかんでいただきましょう。








今日のサラダに入っている、ぎざぎざした緑色の葉と、細く白い茎がシャキシャキした食感の野菜は水菜です。水菜は、京都で古くから作られていた野菜で「京菜」とも呼ばれます。「水菜」と名付けられたのは、畑の作物と作物の間に水を引き入れて育てたことからです。今では1年中作られていますが、寒い時期に味がよくなります。シャキシャキと歯切れがよくくせのない野菜です。鍋物に使うことが多いですが、最近はサラダに使われることも多くなっています。カロテンやビタミンCなどのビタミン類、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラル類、そして食物繊維も多く含む栄養たっぷりの緑黄色野菜です。今日は水菜、大根、きゅうり、とうもろこしを入れたサラダにしました。食感を楽しんで食べてください。




みなさんは、旬という言葉を聞いたことがありますか。旬とは、野菜や果物、魚などの食べものが1年でもっともたくさんとれ、おいしく、また栄養価も高くなる時期のことです。今日の給食に使われている、秋が旬の食べ物は、秋の香りシチューに使われている「さつまいも」、「しめじ」「エリンギ」です。さつまいものおもな成分はでんぷんですが、かぜをひきにくくするビタミンCや、おなかの調子を整える食物繊維も多く含まれています。油で揚げたり、煮たり、蒸したりして火を通すことで、さつまいもの甘味が増し、おいしくなります。また、スーパーなどによく出回っているきのこは、工場で生産されることが増えたため、一年中手に入れることができますが、天然のきのこの本来の旬は秋です。きのこには、食物繊維が多く含まれており、生活習慣病を予防する働きがあります。季節を感じながら、秋の味覚を味わいましょう。
秋祭りは、米や野菜がたくさんとれたことを神様に報告し、感謝してお祝いをする行事です。香川県では昔から、秋祭りの料理といえば、新米と瀬戸内海でとれた小えびの入った「ばらずし」や、「さつまいものあげもん」、「うどん」、「あまざけ」などでした。香川県は雨が少なく日照りが多いので昔は米があまりとれず、値段がとても高かったため、米をたっぷり使ったすしはごちそうでした。そして、さつまいもなどの天ぷらも、すしと同じように祭りや祝いごとがないと食べることができない料理でした。このように普段とは異なり、みんなでごちそうを食べる、祭りや祝いごとのある日のことを「ハレの日」と言います。秋の実りに感謝して、今日の給食もおいしくいただきましょう。






豆腐は大豆の加工食品で、昔から体によい長寿食として日本人に受け継がれてきました。白くてやわらかな食感とあっさりした味は、日本料理や中華料理だけでなく洋食にも合います。豆腐は、大豆に含まれる栄養成分が消化・吸収しやすい形になっているという特徴があり、イソフラボンやリノール酸の働きにより、骨粗鬆症やがん、動脈硬化などの予防にも効果があります。今日は、焼き豆腐を使ったみそそぼろ煮です。豆腐の良さを見直し、家でも積極的に食べるようにしましょう。













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金時いもパン
牛乳
オリーブ地鶏のからあげ
ゆで野菜
うずら卵のスープ
梅ちりめんごはん
牛乳
秋野菜の煮物
かきたま汁
みかん
ガパオライス
牛乳
ビーフンスープ


ごはん
牛乳
がんもどきとひじきのうま煮
豚汁

麦ごはん
牛乳
さんまのゆずみそ煮
ポン酢あえ
切り干し大根の含め煮
みなさんは、「オリーブ地鶏」について知っていますか。オリーブ地鶏は、香川県産地鶏の「讃岐コーチン」と「瀬戸赤どり」に、オリーブオイルをしぼった後のオリーブの実をエサに混ぜて育てたものです。これは、オリーブ牛、オリーブ夢豚、オリーブ豚を育てるときに使う、オリーブオイルをしぼった後のオリーブの実と同じです。オリーブ地鶏は、今までの県産地鶏と比べてうま味が増し、やわらかい食感が特徴です。くせがなく、肉汁もたっぷり含まれているので、いろいろな料理に使うことができます。今日は、オリーブ地鶏にしょうゆや酒、生姜汁で下味をつけ、米粉と片栗粉を混ぜたものをまぶして油で揚げてから揚げにしました。よくかんで、味わって食べてください。


食べ物を調理する時には上手に塩分をとることが大切です。給食でも塩分をとりすぎないように注意して、おいしくなるような工夫をしています。まず一つ目は、だし汁を上手に使うことです。だしを使うことで、うま味が出るとともに風味がよくなり、塩分を少なくしてもおいしく食べることができます。和食では、かつおぶしや昆布、煮干しなどを使ってだしをとっています。洋食や中華料理では、鶏肉や豚肉からとったガラスープを使っています。二つ目は酢やレモンなどの柑橘類の汁など、酸味を上手に使うことです。三つ目は、ねぎや、しょうがなど香りのよい野菜を使うことです。四つ目は、汁物は具たくさんにすることです。今日のむらくも汁も昆布とかつおぶしでおいしいだしをとりました。だしのうま味を味わって食べてください。
今日は、給食で初登場のガパオライスです。ガパオライスは、タイという国の料理です。タイはインドの近くの国で、日本からは遠い南のとても暑い国です。ガパオは、タイ語で「ホーリーバジル」というシソ科の植物のことです。タイではガパオを使ったピリ辛のひき肉炒めがよく作られていて、炒めたものをごはんにのせるとガパオライスになるそうです。今日は、豚肉と鶏肉のひき肉、たまねぎ、にんにく、なす、ピーマン、パプリカなどを炒めて、乾燥バジル、オイスターソース、塩、こしょう、しょうゆなどで味を整えました。タイ料理では、他にトムヤムクンというえびが入った酸味のある辛いスープや、タイカレー、ヤムと言われるサラダなどが有名です。アジアの国、タイの料理を味わってください。

みなさんが給食で食べているごはんは、香川県でとれた「おいでまい」という米です。「おいでまい」は、香川県で品種改良された、夏の暑さにも負けずにすくすくと育つ、おいしい米です。「おいでまい」とは、讃岐弁で「いらっしゃい」という意味です。香川県で生まれた米を多くの人に食べてもらいたい。食べに来て欲しいという願いをこめてつけられたそうです。農家の人たちは、おいしい米を作るために、たくさんの手間をかけています。春から夏にかけて、苗作り、田おこし、田植え、そして、雑草をとり、肥料をやり、病気や害虫がつかないように育てます。秋になると、稲刈り、脱穀、乾燥、もみすり、精米をしてやっとおいしい米ができます。農家の人たちが一生けんめい作った米です。感謝の気持ちを忘れないでいただきましょう。
さんまは秋にたくさんとれる魚で、形が刀のように細長く、キラリと光るので、漢字で秋の刀の魚と書きます。さんまは秋に脂がのり、おいしい時期をむかえる魚です。体をつくるたんぱく質や、血液の流れをよくしたり、脳の働きをよくしたりする栄養素がたくさん含まれています。さんまは、北太平洋や日本海の広い範囲を大群で回遊します。さんま漁は、さんまが光に集まる習性を利用して、夜に灯りを照らして、7月ごろから12月ごろまで行われます。今日はさんまのゆずみそ煮が出ています。旬の味をいただきましょう。








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全粒粉パン
牛乳
ポトフ
コールスローサラダ
クリームチーズ
シーフードカレーピラフ
牛乳
ひじきとチーズのサラダ
マカロニスープ
スイートポテト
オリーブ豚のカレーうどん
牛乳
ちくわのごまあげ
チンゲン菜ともやしのあえもの
ミニゼリー
麦ごはん
牛乳
じゃがいものそぼろ煮
大根の香りあえ


秋の香りごはん
牛乳
れんこんのきんぴら
すいとん汁
おはぎ
今日の献立には、フランスでよく食べられているポトフとクリームチーズを取り入れました。フランスは、ヨーロッパにある国のひとつで農業がとても盛んです。フランスやドイツなどヨーロッパの北西部や東部などでは、小麦やライ麦などの穀物の栽培と、豚や牛などの飼育が組み合わされた農業が行われています。フランスでは豊かな農作物や畜産物を使っていろいろな料理が作られています。今日のポトフには、ウィンナーや白いんげん豆、じゃがいも、たまねぎ、キャベツ、にんじん、セロリなどを使い、鶏ガラスープでコトコト煮て作りました。いろいろな食材のうま味がでていると思います。よく味わって食べてください。




今日の主食は、あさり、えび、いかと野菜をカレー味で炊いた「シーフードカレーピラフ」です。シーフードから、おいしいだしがでていますね。さて、みなさんは軟体動物と言う言葉を聞いたことがありますか。軟体動物とは、貝やたこ、いかのように、骨がなくてやわらかい動物のことです。今日使われているあさりやいかの他にも、はまぐりなどの二枚貝、さざえなどの巻き貝、たこなどが軟体動物のなかまです。どれも脂肪が少なく、質のよいたんぱく質を含みます。また、あさりには血液を作る鉄分が、いかやたこには、生活習慣病を予防し、疲労回復に効果のあるタウリンが多く含まれています。今日は、栄養たっぷりのあさりやいかを使ったシーフードピラフを味わって、残さず食べましょう。


今日は給食に特別な豚肉、オリーブ豚が登場です。オリーブ豚は飼料にオリーブを混ぜて育てた畜産物で、香川県産の豚から生まれたブランドです。香川県産オリーブには生活習慣病の予防・改善にいいといわれるオレイン酸や、がんの予防に役立つといわれるポリフェノールなどの抗酸化成分が多く含まれています。このオリーブ採油後の果実を加熱乾燥し飼料として与えると、肉質が変化して、口の中で甘くとろけ、あっさりした味わいになります。保水力が高く、肉汁を豊富に含んだオリーブ豚は、甘みと旨みが豊かで、食材として料理に幅広く使うことができます。今日はこのオリーブ豚とうどんを使ったカレーうどんです。地域の食材をよく味わって食べてくださいね。


酢は、健康に良いと言われ、古くから多くの人に親しまれ、さわやかな味をもつ調味料としてさまざまな料理に使われてきました。酢は、りんご、米、とうもろこしの全てから酢を作ることができます。米、とうもろこし、小麦などの穀物をブレンドして作る酢を穀物酢、米だけを使って作る酢を米酢、りんごやぶどう、ゆず、すだち等の果物を使って作る酢を果実酢と言います。酢には疲れをとったり、食欲を増進させたり、血の流れを良くしたりする働きがあります。今日は、大根、きゅうり、にんじん、まぐろの油漬けを穀物酢とすだち酢を使って、砂糖、しょうゆ、塩と合わせて香り和えにしました。お味はいかがですか。




和菓子は、ケーキやクッキーなどの洋菓子とは違い、日本で昔から食べられてきた菓子のことです。もともと「菓子」という言葉は、木の実や果物のことでした。また、もちやだんごなどは、保存のためや野山に持っていくために作られたと言われています。その後、中国やスペイン、ポルトガルなどの外国から伝わった菓子の作り方が、日本の菓子にも使われるようになりました。そして、江戸時代には砂糖が広く使われるようになり、和菓子作りが大きく発展していきました。和菓子は、いろいろな行事によって日本人の生活の中に広がっていきました。たとえば桃の節句には「ひしもちや草もち」、端午の節句には「かしわもちやちまき」を食べますね。今日は、秋にさく萩の花から名がついた「おはぎ」をつけています。味わって食べてください。
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コッペパン
牛乳
魚のフライ
ゆで野菜
コーンクリームスープ
オリーブ牛のハヤシライス
牛乳
りっちゃんサラダ
ミニトマト

麦ごはん
牛乳
厚あげとチンゲンサイのみそ炒め
野菜とたくあんのごまあえ
チーズ
麦ごはん
牛乳
讃岐さーもんのきのこソースかけ
ほうれんそうのアーモンドあえ
わかめのみそ汁
大豆ごはん
牛乳
食べて菜のごまドレッシングあえ
けんちん汁

今日の給食のスープはスプーンを使って上手に食べることができていますか。今日はスプーンの正しい使い方についてお話します。まずスプーンの正しい持ち方は,手のひら全体でにぎりこまず、おはしを持つときと同じように鉛筆の持ち方をすることです。またスープを飲む時に、ポタポタと落ちてしまうことがないように、スプーンいっぱいにスープをすくうのではなく、すくうのは70%程度にすると食べやすいですね。また、スプーン全部を口に入れるのではなく、スプーンの縁に口をつけるようにしてそっと食べることや、音をたてずに飲むことも大切なマナーです。正しくスプーンを使って、マナーを守って食事をしましょう。




今日の給食には、りっちゃんが病気のお母さんのために作ったサラダが登場します。りっちゃんサラダにはいろいろな野菜が入っています。たくさんの野菜を食べると、体の調子を整え、病気から体を守ってくれます。さらにかつお節を加え、ドレッシングには砂糖が入っているので、赤・黄・緑の3つのグループの食品がそろった優しい味のサラダになっていますね。「りっちゃんサラダ」を残さず食べて、元気な体を作りましょう。また、今日のハヤシライスは、香川県を代表する木であるオリーブの、油を絞った後の果実をエサとして与えて育てた「オリーブ牛」を使って作りました。オリーブ牛はさっぱりとした脂と赤身がバランスよく含まれ、おいしいと人気のある牛肉です。オリーブ牛のうま味たっぷりのハヤシライスを味わってください。
毎日の給食の準備を、衛生的に、またコロナウィルス感染予防に気をつけてできていますか。給食当番の人は、まず服装を整え、きれいに手を洗い、消毒します。静かに、間かくを開けて並んでクラスの給食をとりに行き、配膳の準備をします。ルールを守り、特に重いものや熱い汁などを運ぶ時は、転んだり、こぼしたり、やけどをしないように安全に気をつけます。配膳の時には、食缶にできるだけ残さないように、盛り付けます。当番でない人は、配膳中にうろうろせず、静かに待ちます。決められた時間に、食べ始めるためには、全員の協力が必要です。一人一人が、何をするべきかを考え、手早く準備を終わらせて、ゆっくりと味わって食事ができるようにしましょう。


今日は香川県で養殖された「さぬきさーもん」を使いました。瀬戸内海の水温が低下する12月に、稚魚を網いけすに入れ、約5か月かけて育てます。シナモンやジンジャーなどのハーブを配合したエサを与え、健康的に育てられた「さぬきサーモン」は、身がプリプリとしていて、さわやかなうまみで、さっぱりとした味わいが特徴です。今日は、揚げた「さぬきサーモン」にきのこソースをかけました。秋を感じながら、ふるさとの食材を味わってください。









食料自給率という言葉を聞いたことがありますか。食料自給率とは、国内の食べもののうち自分の国で作られたものの割合を表す数字です。2018年度の日本の食料自給率は37%でした。カナダでは264%オーストラリアでは223%、アメリカでは130%となっており、これらの国では、自分の国で必要な食料は全て自分の国でまかなえるだけの生産量があります。しかし、日本では必要な食料の半分以上である63%を外国から輸入しているのです。私たちはこれからも外国から食べ物を買い続けていくことはできるのでしょうか?世界で食料不足になると輸入が多い日本は心配です。私たちが国産の農産物を選ぶと、国内での生産が増えて食料自給率は向上します。食べ物を大切にし、考えて食べるようにしましょう。