
1 研究の背景
毎日のように心が痛む事件が日本各地でおきています。このような現代において,学校教育の様々な機会を通じて,お互いの考えや気持ちを伝え合う力を高めること,生活上における問題を言葉で解決する力を育てること,児童が相互理解や望ましい人間関係づくりを進めることが求められています。
2 研究主題と本校の児童の実態から生まれた教師の願い
そこで,本校では,研究主題を「学校・家庭・地域で<自分づくり>に努める子どもの育成」副主題を「人・もの・ことに関わり,学び合うことを通して」と設定し,研究に取り組んできました。
まず,本校の児童の実態から生まれた教師の願いは,次の4つです。
・基礎学力(漢字・算数)における個人差を縮めたい。
・自分の考えを伝え合うことができる児童を育てたい。
・自分で考え判断し,行動できる児童を育てたい。
・家庭における基本的生活習慣(学習習慣)を身につけさせたい。
これらの願いをもとに研究の方向を考えました。
3 心の安定と学ぶ意欲
第1に,学校や家庭において,心の安定を図り学ぶ意欲を高めることが大切だと考えました。つまり,学校では,学び合う雰囲気があり,自己肯定感が感じられる学級経営をすることです。家庭へは,各種たよりやしおりなどを活用し,基本的生活習慣の定着を図り,家庭学習の習慣をつけるよう呼びかけています。児童の自覚を促すことにも力を入れています。
4 成果と課題
12月上旬に全校児童を対象に実施したアンケート調査をもとに分析しました。成果としては,自分の考えをノートなどに書き,友だちの発表をよく聞いて取り組み,1時間の授業をふり返ることはよくできていると自己評価しています。
課題としては,相手のことを考えて分かりやすく説明し,友だちの意見に対して自分の意見を述べる力が不足していると考えられます。来年度は,本校の児童に必要な伝え合う力をより具体的に分析し,その育成に向けて研究を進めていきたいと思います。また,道徳教育の充実も図りたいと思います。