大石神社

秦久利の娘は,不治の病にかかり,長い間床につき,長血・白血に苦しみつづけ,この世を去りました。臨終の時「私は,女性の病をなおしてあげたい。」という遺言によって,後世の人が祠(ほこら)を建てておまつりしました。この大石神社を篤く信仰すると,婦人の病気がたちどころに全快すると,参詣者は,あとをたたない。

 

大石さんのむくの木

 通称「ムクノキ」といわれるこの大樹は,幹周り7メートルの古木で,高さ23メートル,枝葉の広がりは,東西37メートル,南北31メートルにおよぶ老大樹であります。樹盛が極めて旺盛であり,整った枝ぶりは壮観で,高松随一の大樹です。昭和50年3月13日,高松市指定文化財天然記念物となっています。