デコ人形の由来

 香翠座(こうすいざ)は,ふるさと円座で栄えた人形芝居であり,「円座ふくさ人形」とか「永井のデコ芝居」と呼ばれていました。発足は天保4年(1833年)。当時,娯楽の少なかった農村で人気があり,県内はもちろん,中国地方まで奉仕興業した時代もありました。

 高松藩の松平頼該(金岳公子・左近)から人形一揃いとデコ地を賜り,末長く保存せよと現在に至っています。

昭和37年(1962年)9月20日香川県有形民俗文化財に指定されています。