看護士さんに教わったこと

 わたしは、看護体験をしました。
 最初に、師長さんから話を聞きました。なぜ入所者の方の指や手が無くなったのか理由を聞きました。なぜかというと、入所者の方は、痛みが感じられません。だから同じところをどんどん打ってきずをつけてそのまま気付かずにほおっておくと骨をくさらせてしまって、そこを切断しなければならなくなるので指や手が無い方がいるのです。
 わたしは、その話を聞く前には、あまり何も思わずに接していましたが、この話をもとにして入所者の方と接していきたいと思いました。
 つぎに、わたしは体をタオルでふきました。最初はどのようにふけばようのかわからなかったけれど看護師長さんが
「自分がどのくらいの強さであらったら気持ちがいいか想像してふいてごらん。そしたら入所者の方も喜んでくれるよ。」
とアドバイスをくれました。わたしはその言葉を聞いてそうやってみると、
「気持ちがいい。」
と言ってくれました。
 わたしが看護士さんの言葉で一番心に残ったのは
「わたしたちは入所者の方の家族のかわりです。」
という言葉と
「家族との面会があまりない。」
という言葉です。
 わたしは、この言葉を聞き、家族のような関わりをもたなければならないんだなと思いました。
わたしたちの石碑ができるまで

 石屋さんに彫ってもらった石を,お父さんやお母さん,先生といっしょに塗りました。
 「きゃあ。こんなところにペンキがついとるー。」
と言いながら楽しく塗りました。
 その日はあいにくの雨でしたが,楽しい話をしながら塗ったので退屈はしませんでした。
 そして石碑がついにできました。
 除幕式に出て一人一人お礼の言葉を言いました。私はこんなことを言いました。
 「わたしは,この石碑ができるのを楽しみにしていました。私の父や母もま   だできないのかなと言っていました。このような石碑を作らせていただい   てありがとうございました。」
 わたしたちがお礼の言葉を言い終わるとすぐに除幕が行われました。わたしはその石碑を見てとってもきれいにできているなと思いました。ここまでたどり着くのは大変だったなあと思いました。下がきのとき先生とわたしたちで
 「こんなのできんのちゃん。」
 「4人なんかでたいへんや。」
ともんくばかり言ってましたが,今になってあの文句はなかったことにしようか。言ってないことことにしようかと思うくらいきれいな仕上がりだったのでびっくりしました。
 そしてわたしたちが大きくなっても1つの大きな思い出になると思います。こんなことをしているのは庵治だけだといっていたのでとってもうれしいです。
 わたしは中学校,高校,大人になっても絶対にわすれたくない思い出です。いっしょに手伝ってくれた人に「ありがとう」と言いたいです。

いもほり11/7