◎ ケースワーカーKさんとの学習会
ケースワーカーさんとの4回目の学習会は,「ハンセン病に対する差別や偏見をなくすためにはどのような考え方が必要か。」を知るために話を聞きました。ケースワーカーさんは,「ハンセン病に対してまちがった考え方をしている人に,ハンセン病のことを正しく理解してもらいたい,ハンセン病で苦しんできた入所者のみなさんのことを知ってもらいたいと思い,いろいろなところで話してきた。」と話してくれました。ケースワーカーさんの話で心に残ったのは,ハンセン病の歴史や差別について知るよりも,病気で苦しみながらも懸命に生きてきた入所者の人たちのことを知ってほしい。」という話でした。ケースワーカーさんも多くの入所者のみなさんとかかわる中でいろいろなことを学んできたと話してくれました。私ももっと入所者のみなさんと交流したいと思いました。
次に心に残ったのは,「人権の学習は,差別はいけないということだけを考えるのではなく,人として生きるために必要な学習だ。差別について知識として知るだけでなく,その学習で思ったこと,考えたことをこれから生きていく中で大切にしていってほしい。」という話でした。私もそう思いました。また,ものを見るときには,「いろいろな角度から見ること大事。」という話も心に残りました。ハンセン病も偏った考え方が原因で差別が起こりました。自分の生活の中でも,あの人は悪い人だ,あの人は嫌いだときめつけないでいろいろな見方でその人のことをみたいと思いました。私は,1年間のハンセン病問題学習で学んだり,ふれあい学習で入所者のみなさんと交流しながら学んだことや考えたことをわすれないようにしたいと思います。(5年 女子)
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