1999.6.10
ハンセン病・大島青松園についてくわしく知ろう
井上園長先生のお話を聞き,ハンセン病の病気の特徴(とくちょう)や青松園の役割(やくわり)をまとめよう。
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1 ハンセン病について以下のようなことをもっとくわしく教えてください。
○らい菌(きん)について
非常に小さい細菌,1000分の1mmの大きさ
○どんな症状(しょうじょう)からはじまるのか
すぐに症状がでず,10年ぐらいたった後,体にでてくる
○後遺症(こういしょう)について
運動神経がぶる
目がみえにくくなる
○どんな障害(しょうがい)の方が多いのか
痛みの感覚がなくなる,
目がみえにくくなる
患者さんの3分の2の人が目が見えにくくなる
○予防の仕方について
手を洗う
衛生習慣をつける
○熱帯(ねったい)地方などの暑(あつ)いところで,ハンセン病が多いわけ
らい菌は温度の高いところが好き
衛生状態がよくないところで菌が多くなる
2 ハンセン病にきく薬は,どのようにして発見され,それまでにどれくらいの年数がかかったのでしょうか?
1941年にアメリカで結核用の薬プロミンがハンセン病にきくことが発 見された。
結核の用の薬がらい菌に効いた
3 青松園に入所されている方は,現在何人いらっしゃいますか?また,そのうち完治(かんち)されている方の割合は,どの程度(ていど)でしょうか?
258人。ハンセン病の病気自体は,全員治っている
4 現在もハンセン病にかかる方はいるのでしょうか?
また,年に何人かの方が入所されるのでしょうか?
昨年は日本全国で約8名。大島には5年間,新しい人は1人もこない。
5 お医者さんは,どんな専門の先生がいらっしゃいますか?
また,どんな治療(ちりょう)をされていますか?
ふつうの病院と同じ
6 介護員(かいごいん)さんは,どんなお仕事をされているのですか?
入所者の日じょう生活の支えとなる仕事
7 訓練(くんれん)とは,何をするのですか?
日じょう生活ができるように運動能力を高めるための訓練
手や足などを動かせるようにリハビリをする
8 青松園では,後遺症(こういしょう)による障害(しょうがい)を持っておられる方々のために,どんな工夫がなされていますか。
目の不自由な人のためにもうどうさくやもうどうオルゴールがある。
介護員がいっしょにさんぽをする
9 青松園の自慢(じまん)は何ですか,
風景がきれい
松がきれい
10 職員の方は,どのような気持ちで仕事をされていますか?
入所者のみなさんが,きちんと生活ができるようになってほしい
11 園長先生をされていて一番うれしかったことは何ですか?逆に悲しかったことは何ですか?
うれしかったことは重い病気だった人が,元気になったこと
悲しかったことは治療のかいなく目が見えなくなってしまったこと